広告業務を新しいチャットに分けるタイミング
同じキャンペーンの検討を続けるなら、前の会話が役立ちます。アカウントや目的が変わったら、どの前提を引き継ぐかを先に決めましょう。
AIは、さっきまでの会議室ごと一緒に持ってきます
月曜はGA4を基準に先週の成果を確認し、水曜は同じチャットで新キャンペーンの予算を検討するとします。今回は広告管理画面の数値が必要でも、回答に月曜の期間や除外条件が残ることがあります。
会話を分ける基準は日付よりも、対象と前提です。同じキャンペーンの分析から変更案の検討へ進むなら、根拠を引き継げます。別の広告主や別の目的を扱うときは、新しいチャットで基準を設定しましょう。
チャットの文脈は、ワーキングメモリーに近いものです
会話に残った期間、指標の出典、除外キャンペーンは、次の回答の前提になることがあります。作業を変える前に、今使っている条件を要約させ、残すものと変えるものを伝えます。
新しいチャットでも、Gem、ワークスペースの指示、メモリーなどに保存した情報が使われる場合があります。会話を新しくするだけで権限が分かれたり情報が削除されたりするわけではありません。広告主が変わるなら、ワークスペースと接続アカウントも確認してください。
続ける場合と分ける場合
| 状況 | 会話の選び方 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 同じキャンペーンの分析後に予算変更案を検討 | 同じチャットを続けます。 | 現在の値と実行対象を再確認します。 |
| 広告主・アカウント・目的が変わる | ワークスペースを確認して新しいチャットへ。 | 以前の条件や数値が混ざっていないか確認します。 |
| 同じキャンペーンで集計基準だけが変わる | 変更した前提を明示し、混乱が続くなら分けます。 | データの出典、期間、除外条件を指定します。 |
実行前に現在の状態を確認する
実際の変更に進む前には、同じチャットでも現在の状態を取得し直します。分析後に予算やステータスが変わっている可能性があるためです。確認した対象と値が一致する場合だけ、依頼した変更を実行するよう指定してください。
新しいチャットの最初の一文の例
参考資料
- OpenAI API Docs: Conversation state
会話が長くなるほどコンテキストウィンドウとトークンの上限を管理する必要があり、入力と出力のトークンがコンテキストの使用量に含まれることを示したOpenAI公式のドキュメントです。
- Anthropic Claude Docs: Context windows
コンテキストウィンドウを、モデルが回答を生成するときに参照できるワーキングメモリーとして説明し、会話のターンが積み上がることを示したAnthropic公式のドキュメントです。
- OpenAI Help Center: Memory FAQ
保存されたメモリーやチャット履歴の参照が新しい会話にも影響しうること、ユーザーがメモリーの設定を管理できることを示したOpenAI公式のヘルプです。
- OpenAI API Docs: Prompting
役割やトーンのような繰り返しの指示はシステムメッセージに、業務ごとの詳細や例はユーザーメッセージに置くという、プロンプト管理の原則を説明しています。
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